実はいま勃々と転職活動をしている.この3か月でウェブ系の企業3社からお誘いを受けたがすべて断った.昨日1件,履歴書と職務経歴書を郵送した.今回の転職活動はきっと人生最後の転職活動になる.なぜなら,いまの職場での立ち位置がいかに恵まれているかが浮き彫りになってきたからだ.家族はいまの職場で偉くなれと云い,職場でもその道が近々拓けるそうで,収入にして月収20万円と年金,という生活が約束されている.ほんとうにありがたいことだ.
ほんとうの問題は,同じ職場に3年間勤め上げてからの働き方をどのように考えるか,であることが分かったのだ.同じ場所に3年以上いた記憶は,小学校以来であるから,想像に欠けるのだが,多分会社が倒産しないように頑張っていけば,収入も生活も緩やかな上昇を描いて保証されるのだし,技術はつく一方で資格や新技術を身につける時間とお金が確保できていき,望む水準まで達せられる日も来るに違いない.慣れ親しんだ通勤や概日周期で健康も維持できる.
3年間働いて,異動してしまうのは,もったいないかもしれない.収入は多くて年間300万円くらいだ.仕事はこの調子だと楽な一方だ.もっと困難な仕事に従事したい気持ちを,帰宅後に勉強や物書きや教会活動で発散する現在の生活を,どのように変化させるかを考えたほうが,危険も少ない.このような独白啓発型の記録を電巷で公開することもやめるかもしれないし,新たなジャンルのブログを思いついているので,それを作り出すことに精を出すうち開けるかもしれない.
ということで,目の前に見えない壁があり,それを突破できるかどうかが真の問題である.どうやってこの壁と付き合うか,さすがにいくつも方法があることが分かる.どの方法を採るにせよ,選んだ生活を楽しむことが出来ることは確実だ.転職という手段は生活を変える方法のひとつにすぎないので,何を変えたいのかをよく考えてから,転職しないで変わる方法を探れば,三方良しな壁の壊し方が見つかるだろう.非常に楽しいことである.
