株を,買っている.投資を始めて4年になる.株に対する考え方を書いておこうと思う.お金は天からの回りもの,というように,神さまが恵んでくださったものだと前提すると,別に,きれいや汚いだとか,富や貧乏だとか,そうした印象や差別化は意味がないと思う.生活するに充分なだけあればよく,衣食住と知識情報に足りればそれでよい.残ったお金をどのように回すかが問題だと思う.
基本的に,自分のために使わずに誰かのために使うことにしている.自分の仕事のために知識や技術に投資してはいる.資格に挑戦しているし,新しい技術を試す時間を毎日設けている.それは仕事の幅を広げる,すなわち誰かに役立つ技術が肥えることを意味するので,自分への投資は最後は誰かの役に立つ.直接誰かの役に立つ使い方もある.献金や募金や寄付である.これも始めて4年になる.
株もその一環と考えている.4年目だが結局収益も損失も出ていない状況で,銀行に預けていても同じ結果だったことになる.しかし,この4年で学べた財産管理術は,ただで経験できたことになる.ただより高い物はない,貴重な経験だった.現在の投資先は,伸びる一方のところあれば買収寸前のところもあり,今後も観察していく.たぶんこうしたことがもともと好きであるから続くのかもしれない.
来週償還されるインド債は結局2%程しか増えなかったが,償還後の計画を立てている.塩漬け銘柄は,損切りせずに東京五輪の先まで握っていたい.応援したい投資先は,損が出ても切れるほど好きでいたい.新しく購入する銘柄は,家族に優待を贈りたい.こうした作戦を練ることは楽しい.結局,株とは,利益も損失も出ないくらいの代物だろう.そうしてお金が回っている社会全体も,同様なのだろうと思う.
