書斎の机に並ぶ本らを前にし,よしもう本は買わない,買うことに満足した.と宣言した今夜である.反省してみると,確かに読むよりも買うことに主眼が移っていたものだ.買うことに意味があると書く作家も知っているが,世界を広げる方法論であり,自分はそろそろ世界を深める時期に立っている.
本は買わない.そう思った理由は3つ挙がる.第1に仕事が安定したこと.ウェブエンジニアで生涯やっていくことが現実になった.それは時代の需要である案件数でもそうだし,技術的にも検索実装の実践ができるようになった.また,職場も収入も世の平均か少し良いくらいに達した.余計に世界を広げなくてよいと思った.
第2に本棚がないこと.家は妻の所有物で,本棚をこれ以上置くことを許されない.買ったらその分売る,これが我が家の規則だ.確かに一度読んで充分な本が世の中にはある.自分もそれをたくさん持っているはずだ.はずなのだが,読みたいと思って買っても最後まで読んでいない本のなんと多いことか.買っても読めないなんて哀しいことだ.
第3に最も面白い本が確定したこと.その本は毎週読み聞かせられ馴染みのある本だ.分厚く,かといって読みにくくなく,しかし内容がものすごく濃い.なんという本か知りたいか.隠さず云おう.聖書だ.昨日から聖書を1節ずつ順不同で読んでいる.身の回りに即日で変化が起きている.この奇跡を起こせる神さまをもっとたくさんの人に知ってほしい.今日も聖書を読んで満足した.
