メールの代わりにグループウェアを導入する利点はあるのか.先日職場でこんな話題が出た.メールの処理に追われる毎日,ということばがある.朝出勤したら大量のメールに目を通し,すべて見終わったと思ったら午前中が終わっていた.最も生産性の上がる午前中をメールチェックで終わってしまう.そんな毎日.という意味合いのことばである.
グループウェアを導入してよく聞かれるのが,メールよりもいいものなのかということだ.導入の過渡期においては結局グループウェアとメーラーの両方を確認しなければならず,グループウェアでつぶしていくバッジはメールの開封とさして変わらない.本当に業務が減って楽になるシステムとはどんなものだろう.来年の個人課題であるウェブシステムの量産において重要な問いである.
考え方は2つある.ひとつは現在のベストプラクティスを体験することである.slackやTeams,Garoonである.もうひとつは,PCにできることはPCそのものの性質に由来するのだから,PCと紙や電話やFAXやメールなどビジネスメディアを比較し,PCにしかできないことやPCならできることを中心に設計していくことである.PCがなぜこれほど普及したか,今後どのような理由で必修化されるほど期待されるのか.ユーザーの立場である.
自分は大学で専攻したように平均的なビジネスパーソンよりPCスキルが高い.最近そう思った.専攻したのだからそうであらねばならないが.下手をすると同時代の最先端を創り出すことはまだできないにしても理解できるほどでもある.だからこの時代を面白いと思っているし,自分で作ってみたいものが限なく浮かんでくる.そうした考案を書いておく手帳を先日買った.ウェブシステムに組み込んでいくために役に立たせる.
