ふと,なぜアルゴリズムは特許にならないのかと思い,調べた.大学でそう教わったはずで,アルゴリズムはお金にならないから研究が進まないのだ,だから開拓の余地が大ありなのだ,参入者が少ない今がチャンス,と考えていた.個人の範囲での常識だった.しかし,どうやらアルゴリズムも特許になるらしい.大学の授業をしっかり聞いていなかっただけかもしれない.
来年はグラフ理論とSQLの研究を行う.研究テーマを5つ定めている.
- 「ケビン=ベーコンクエリ」
- 「枝刈法で在庫を管理する」
- 「投網法を投資へ応用する」
- 「メンガーのふるいで仕事を配分する」
- 「3ビットロジックテーブル」
すべてオリジナルである.中でも2.や4.はほぼ出来上がっており,アプリを独自に開発することがテーマになっている.自分で見つけたアルゴリズムだから独占的に利用できるわけである.この独占利用権こそアルゴリズムが直接お金にならない理由だと思っていたのだ.
だが,開発する時間がないかもしれない.なので,誰かが同じアルゴリズムを再び発見して財を成すのであれば,論文か特許にして権利を得てしまおうと考えた.以前近所の特許事務所を訪ねて,時間旅行機を特許にできないか相談したことがある.回答は「木星へ到着するまでに特許が切れてしまいます」特許の要件を満たすがお金の無駄になるとのことだった.
その特許事務所に来年再び訪れ,相談してみることにした.1件当たり30万円以上かかる申請である.資金は投資で準備する.来年どうなるか楽しみだ.
