きょう仕事終わりに隣駅の古本屋に出向き本を1冊売った序に,徒歩3分にあるラーメン屋で1週間振りにつけ麺を食した.細めの平打ち麺でスープに個性があり和え玉には魚介の黒いペーストが効いていた.それから市営バスで乗り継ぎ帰宅.糖質をこれだけ腹に入れたのは1週間振り.いやもっとか.ラーメンとは食後の快楽的時間を得るための食べ物だとつくづく思う.
それと同じなのが仕事だと思う.ウェブエンジニアという個性的な職能を以て働いている.ウェブ技術の独自の組み合わせで稼いでいる.開発制作中のフロー状態を毎日経験できるうえに一定のタスクが終わると最高の清々しさを味わう.しかも掛け替えのない人材となってなかなか首にならないでいる.この仕事とは退勤後の快楽的時間を過ごすための労働だとこれまたつくづくそう思う.
この一時的に興奮した故の疲労が糖質の成せる業であることは周知のとおり.糖質を多量に摂取しているから快楽的時間を迎えられる.しかしそれは寿命を縮める生き方.糖質に頼らずに一時的でも興奮を味わう術を探らねば.フロー状態はその代表策だし,仕事終わりの一杯も古くからの知恵だ,もちろん酒ではなく精々炭酸だ.
しかし,興奮が長いほど幸福なのだろうか.幸福が続くって興奮が長いことなのか.沈んでいても不幸とは限らないし,興奮しすぎも不幸を招くことすらある.関係ないようでいて関係はあり,単純ではあるが線形ではない面もあり,再現性のある幸福は糖質由来だが,そこばかりに依り頼む幸福は,確実だが危うく,長期的にみて持続性に欠けると思う.
