趣味を整理する話.趣味が多い.人生は楽しいに限るから多いに越したことはない.けれども,多く遊ぶことで使う資源は有限.時間もお金も空間も.だから40歳を前にたくさんある趣味から厳選し5つに絞ろうと考えた.5つも好きなことがあるだけで趣味の多い生き方だと思う.やめるものはあまりやっていなかったことや,やってもそれほど楽しくなく楽しめる方法を探っていたことである.
続けるもの
・WEB
これは仕事だからやめられない.ボランティアやプロボノでも活動している.第一,勉強が全く苦にならない不思議な分野.いくら続けても飲み込めるので,最新事情にかなり詳しくなれる.職場でも重宝される.生涯をこの仕事に捧げて良いと思える天職.
・グラフィクス
これも一部は仕事になった.幼稚園児の頃からなりたかったグラフィックデザイナー.どうやら夢は叶った.職場で秋からグラフィクスを作る仕事が舞い込み,グラフィックライブラリの仕様を調査している.まさかグラフィックデザイナーになれるとは驚き.
・合唱
毎週礼拝に出る.天に呼ばれるまで続く.だから歌が身近にある.讃美歌をはじめ,古歌曲,クラシックなど,洋楽で歴史のある歌を好むようになった.市民合唱団にも入れた.できないことやわからないことだらけな現状ではあるが,未知は楽しいものだ.
・外国語翻訳
言語の理解力は自信がある.漢検1級を持っている.高校生で英検準1級を取った.大学受験で国語の偏差値82を取った.この苦学の経験をどうにか生かしたい.ウェブコンテンツとして英文を書く仕事も増えると思う.折角勉強したので生かす方向で考えたい.
・数学研究
自分の独自性や存在理由となっているのがこの数学研究.自分がこの時代を生きている証を数学研究に支えられている.複素情報理論や牽引説やポリゴングラフなど,いいところまでいっているアイデアがいくつかある.それらを推進するのが生き甲斐である.
やめるもの
・動画
照明や三脚やマイクなど機材を揃えたり,ドーランや衣装や原稿書きや編集など,必要な技術が幅広く,今から取り組んでみてもペイしないと思った.動画はそういうのがあるよねくらいの認識でとどめ,自分はWEB屋として屋号を立て,それを守りたい.
・カメラ
構図はよく分かっても,レンズの知識が分からない.静止画は撮れても,動画のコツが身につかない.パンやティルトと言われても,基礎ができていないものだから上手く撮れない.おまけにカメラの諸機能を全然使いこなせず,やりたくてもできない.
・イラスト
ワコムのペンタブで絵を描こうと考えていた.ペンタブは満足に使えるようになった.しかし肝心の描きたい絵がない.真っ直ぐの線を描けるようになるには,鉛筆デッサンを習っていた時と同じことを言われたが,それを守って地道に練習するしかない.
・料理
自分の食事は自分で作る.これがわが家の家訓.今まで1食分は自分で作り,他の食事は買ってきた.食費は抑え気味で推移してきた.何か家族に振る舞おうという気持ちもあったが,2人前を作るために多くの食材を捨てねばならず,勿体無くてできない.
・ひとり旅
学生時代はよく都心へ行ったし,札幌や大阪や長崎に1人で行ったりした.社会人になっても震災地を訪問したり美術館に通ったりしたが,30代も半ばを過ぎた今,行きたい場所は特になくなった.家族で計画して行くかもしれないが1人ではもう行かない.
