より小さく生きる.お金で物を買っても,幸福なのはお金を使った瞬間のみで,買った後は苦悩するばかりである.どんな時に使おうか,どのように管理していこうか,物がまた増え過ぎた,そう考える時間が増えただけ.実際に使う頻度は月に数回であるし,使用するものと使用しないものの比は2:8くらいで8割は使われない.買っても8割は使われないで収納の肥やしになるだけであるのが現実である.
私の書斎には書籍と洋服がかなりの点数ある.書籍は昨年の自炊でだいぶ減り,文庫が少し溢れる程度になった.読みたい本は既に買ってあるので新しく買う心配も予定もない.しかし,洋服に至っては,ブランド物を買う気持ちはないが,UNIQLOやGUや無印で買ってしまう危険性が高く依然油断ならない.もう充分あるのに買いたくなり,買うほど着用回数が減る一方で他の服もそうなってしまうのに,買ってしまう.
もう充分だと捉えることが重要だ.もう充分満足していると感じることだ.誰と張り合うわけでもなしに,自分のワードローブの充実のためにひたすら買ってきた.その自分の洋服掛けも充分に服が揃った.そのアイデアを常に持てていれば,新しく買わずに済むだろう.それから,お店に行かないようにすることも重要だ.店舗もECサイトもである.YouTubeは見ても,持っている物で考え,実際に買おうとはしないことが重要だ.
今年は始まったばかり.必要な時に必要な物だけを買い,余計な物は買わない.今のところ本も服も買っておらず,今月買う予定もない.少しずつ実績を上げ,延ばしていく戦法で,習慣化したい.本も服も心が豊かになるとはいえ少し値が張る品である.その少し贅沢品であるという知識も有効だろう.買ってきた本と服を使い倒し,知識や外見について学ぶことに時間を充てる,そんな1年になればと考えている.
