きょう久しぶりに情熱を抱いた.仕事上でのことだ.今の職場で在宅勤務が続いていると,殊更努力しなくても給与が入り,手応えがまるでなかった.WEBがいくら好きといえども,つまらないと思うことも正直多かった.しかし,きょうあるツールの本を手にとっていると,これは!という強い興味が湧いて,今までの為体を無にするほどの情熱に満たされた.これでこの職場で働く指針が得られた思いがする.
そのツールとは,アクセス解析で知られたGoogleアナリティクスとGoogleタグマネージャである.今まで素人らしく公式ドキュメントも碌にわからないまま,検索でヒットした技術部録を参照しつつ設定したつもりになていた.もちろんツールを全て理解しようなんて思いもしない.わからないことを放置していた自分にも気づかなかった.しかし,1万円を叩いた4冊の本を見ているうちに,その重要性に気づいた.
活用すると非常に面白いことができる.WEBサイトをどのくらい開いていて,どのエリアを長く見ていて,どこをクリックして次のページへたどり着いたかなど,自分が作ったサイトがどう使われているかを調べることができるから,もっと使ってもらえるサイトに再設計する際の参考にできるのだ.良いデザインを自分の感覚に頼らず,ユーザーの立場から判断するための貴重な情報が入手できるのである.
今まで,審美的な眼を高めたいとか,カスタマージャーニーを想像で埋め合わせようという努力は無駄になり,ユーザーの行動データをもとに改善していく,実地的で適時性のある業務へ変革できるのだ.これはすごい.今後私のWEB職人人生においてこのツールの最大活用は明らかにマイルストーンであり,マスターすることが必須であり,個人運営サイトで充分訓練するに値すると思う.情熱が復活した.
