人は自分の価値観を述べておいた方が,周りに振り回されずに済むので良い.価値観を自ら固定してしまう短所もあると思うし,価値観は若い日に無理して作るものではないとも思う.価値観は社会で生きているうちに自然とできてくるからだ.私は36歳になり,社会人になって10年経過した.そろそろ価値観が萌芽しても良い頃だと思った.そこで,私の価値観を5つまとめてみた.価値観は文章にした方が良い.
1.課題への邁進
いつもいくつかの課題を持ち,その解決ないし向上へ向けて時間をかける.私の人生には常に問題がある.それら問題は直ちに解決できるものばかりではない.考えて解消できる悩みや,行動して解消できるストレスは,もはや問題ではない.そうではなくて,作りたいもの,信仰,思想の練り上げ,そういった私個人にしかできない属人的な営みを課題に設定している.幸せに生きるための必須手段だと思っている.
2.継続的な成長
人生は適度に成長を継続した方が幸せである.変化がなかったり,退化してしまうのは,辛い.やることがなければ,生きるのがつまらなくなる.だから私は少しで良いので,毎日毎月,自分にとって新しいと思うことを試し,自分のものとし,取り入れるために,時間もお金も惜しまない.成長は自分によってもたらされることもあるし,神さまから与えられることもある.いずれにせよ成長させてくれるものに感謝している.
3.探求する好奇心
自分で未知の問題を課題としている.この習慣はもう20年継続しており,人類史上誰も考えたことのない問題や成果を,私はいくつか持っている.その課題を探究することは人類を成長させるかもしれないので,いつもわくわくして取り組むことができる.そうでなくても,探究は自分の枠を広げるので,もし枠がついているなと感じたら,その枠を外すようなコンテンツに触れ,すぐに取り入れ,また新しく始めている.
4.柔軟な情熱
ひとつのことに情熱を持つことは簡単だ.でも,情熱は,複数の事柄に対して持つから,相乗効果で持続できるのでは.いくつかのことに情熱を持つからこそ,情熱を持つに値する事柄について珍しさを獲得できるのだと思う.珍しさを獲得できたら,また別の事柄に関心を持つ.そうしてやってみて,これは面白いと感じたら,しばらく継続してみる.そして次第に情熱が掻き立てられ,既存の情熱と融け合うのである.
5.有名にはならない
有名になる危険性を回避したいと常々考えている.自分の名前を売ればお金は手に入る.しかし,その中で批判の言葉や強烈な非難を浴びることは必至だ.私はそれに耐える自信がない.全くない.お金のために自分の心を崩したくない.だから,いくら私が能力があって神さまから頂いた才能の賜物があるとしても,個人的に名前を知られるようなことをやり遂げることはしたくない.死後ならまだしも,である.
