少し計算してみた.この4ヶ月で読めた本は,小説20篇,単行本や文庫が8冊,PDFや電子書籍が30ページ,論文が10本.冊子などを除けばこんなものだ.このペースで読んでいけたとして,今持っているすべての文献を読み切るには,あと13年以上かかる計算である.今の所有量で13年以上かかるのだから,50歳になるまで読んでいない本を持っていなければならないことになる.すべてなんて,到底,読めないのだ.
そこで,本との向き合い方を変えてみたい.すべてなんて読めないと諦めた上で,必要な本を必要な時に読めれば良いと考えてみる.本を必要とする時とはどんな時か.漠然と考えて始めているその思考を広げたい時.何かする前に有用な知識を仕入れたい時.理論を身につけたいと思った時.最近は心情的というより知識を得たいという動機が強い.飢えるほどの知識欲はないけど,一段上がりたい気持ちはまだある.
読まない本は売ってしまうという考えもある.本を処分することを勧める本は少ない.著者は本の著者だから.なので,本の整理術を知りたいと思ったら,本以外のメディアから探さねばならない.YouTubeやウェブで探すのがいいと思う.私は本を減らしたいとは思うけど,まだ本の整理術を考えたことも調べたことさえもない.だからきょうはこれから本をいかにして減らすかを考えたい.重要な課題である.
図書館学を専攻した者として,人にも勧められるくらい,理論を押さえておきたい.今,書斎には300冊を超える本が存在する.PDFに自炊した本が150冊あるにもかかわらずだ.持ち過ぎている.必要な本ばかりだという認識なのだが.年に数回も開かない本が8割でほとんど.どのように蔵書を管理したら良いのか,アイデアも今はない.本に価値を認めるからこそ,本の減らし方が重要な問題になる.
