いま実装に興味を持っている.Webを仕事にしたので,あと数十年Webと関係した人生になるわけだが,その生活で飽きないくらい,計画的にWebの調査をしている.10年以上前にある先輩から,楽しみは後にとっておくという考えを応用すると,いま好きな勉強を全部してしまうのではなく,人生の後半にとっておいた方が人生を楽しめると思う,という考えをいただき,たいへん参考にしている.勉強すれば数日で全部理解できるのがWeb言語の文法である.つまり大して難しくない.それは私がWeb開発歴15年を経過しつつあることもあるかもしれないが.
なぜWebを仕事にしたいと考えたかといえば,ある本に2020年代まで世界のエンジニアがWebに流れる,と書かれていたからだ.しかしまだ競争が激しくなるという風情はない.海外のサイトを閲覧していると,見たことのないような様子をみせるサイトもたくさんあるが,フレームワークでさくっと作って肉付けしただけのようなものも多くみられる.パターンはいくつかで,エフェクトも定番な状況である.アーリーアダプターでありたいとも思うが,同時に基本を何度も学びなおすような,堅実な技術者でありたい.
いま実装してみたい技術は,「Material Design」「WordPressテーマの自作」「Yeoman」の3つだ.夏休みに3つまとめて打っ続けで実装したい.いま設計中のサイトが3テーマある.「牽引説」「神経」「Web批評」である.それぞれの技術を試すために導入し,8月中に3つとも完全に稼働させたいと思う.動いたら,牽引説と神経は内容を固めて公開し,Web批評のサイトは世界中のWebデザインをみて気づいた特徴や考えたことをまとめていき,肥やしにする.技術を吸収する世界を広げていきたい.
もうひとつ,もっと内容のある文章を書けるようになりたい,ということがある.自分で書きたい主題だけを書いていくだけでなく,デザインしたうえで知識を表現していき,圧倒的に親しみやすいサイトにしたい.すべての知識は図で表せる.さまざまな考えのうち,まだ図になっていない知識を探して表現を考えることも,技術を鍛えられる課題のように思われる.自分で問題を設定し,たくさん解決し,すぐに取り出せるほど身につけていく.このプロセスでしばらく研鑽していきたい.
