転職先の面接で聞かれるのが,開発歴だ.知っている言語や使用経験のあるツールをスキルシートにして提出させる企業も多い.特定の言語やツールに習熟しているほうが,浅く広く知っているより印象が良い場合もあれば,走っているプロジェクトに即戦力になる技術を持っていれば即採用もある.自分のバックグラウンドと新風景について書いておきたい.
プログラムとの出会いはHTML,すなわち宣言型言語である.小学生からデータベースを作っていたので,SQLは難なく使いこなせる.つまり宣言型言語のイメージが強い.大学でC言語とJavaを学び,プログラミング言語の概念はひととおり理解している.その後,卒業研究でRuby,大学院でPHPフレームワークを使ってウェブサイトを作った.就職してからC#で画面を,FuelPHPでウェブシステムを開発した.
この流れから,自分には宣言型言語に対する深い親和性があり,大学入学以降に触れた手続き型言語には苦手意識が若干ある.自分の書く自然言語の文も,手続き的というより宣言的だと思っている.自分の独創まで含めた表現ができる言語は,HTML5とCSS3であり,ここのところJavaScriptにも親しんでいる.職場に新しい風を吹かすに,HTML5 APIとAngularJSとReactを紹介できるくらいの力をつけたいと考え,きょう本を買った.
開発者として一人前になるには5年間の開発経験がいると考えている.Perl,Swift,C++など,見たこともない言語もあり,世界のすべてを知るには遠い時間がかかるが,自分の思ったことを実現できるくらいに書ける言語としてH/C/Jを持てているうえ,これを基にしてHTML5 APIとAngularJSとReactを研鑽できれば,今年は必ずや満足する.H/C/Jから見えてくる世界を広げて開発職を楽しんでいきたい,という職歴3年目のウェブ開発者であった.
