GWで5冊の本を読む計画を立て,3冊読破した.他に,CSSの仕様を決めている団体のML「www-style@w3.org」に登録し,CSSの最新事情を知れるようにした.また,秋に受験予定の1級ウェブデザイン技能士の学科試験を過去5年分解き,単純に1問2点だとすれば,5回中2回7割以上取れたので合格した.全5回で6割取れた.もう少しで手が届く資格である.
今回読んでいる本である.
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2 2017年刊
新しい資格だが,すごい速度で認知されている.レベル1では物足りないので,レベル2を購入.JavaScriptが主な内容で,文法が網羅されているうえに,HTML5 APIについて要領よくまとまっている.JavaScriptについて詳しくなりたい気持ちを満たす試験である.CBTなので礼拝のある日曜を選ぶ必要がなく,いずれは受験してみたい.
CSS3開発者ガイド 第2版 2015年刊
この本を読めばCSSについて他の本が不要になる,と賛辞で謳われたほど,読みやすくわかりやすく覚えやすい,オライリーにしては珍しく訳が良いのだろう,読破した後も知識の定着具合が良く,読んでよかったと満足している.CSS2.1以降の新しいプロパティについて主要なものは押さえられており,今後も重宝しそうな本である.
Webサイトパフォーマンス実践入門 2018年刊
新刊である.高速なウェブページを作ろうとすると,どうしてもサーバー側のチューニングに目が行きがちだが,フロントエンド側でもできることがたくさんあるという内容.実際に実験して速度を比較しており,納得してしまう.これらの実証はブラウザの実装によって今後変わっていくことも多そうだが,変わらない部分のほうが多そうだ.
CSSシークレット 47のテクニックでCSSを自在に操る 2016年刊
まずこの本を手に取ると,オライリーらしくない装丁で驚く.中をぱらぱら見るとカラフルで見たこともないCSSデザインに驚く.さらに冒頭を読むと,この本がCSSによってDTPされていることにさらに驚く.強烈な印象を持つ本だ.著者は「www-style@w3.org」のメンバーである.この本を手に取ったら,新しいシークレットを見つけたくなる.
インクルーシブHTML+CSS&JavaScript 2017年刊
小説のような構成の本.文字が大きく図がはっきりしているのは,この本で扱う内容がインクルーシブなウェブデザインであるからだ.ウェブページのソースに書く順番で章が構成され,著者によるユーモアがわかりずらい個所は監訳者が大幅に補い,読みやすい本になっている.この本の考え方は今後の技術の変化に耐えていくものだと思う.
