この3日間は勉強課題を行わず,ずっとQAサイトで質問に回答していた.答えた質問は22問.考えたこともない質問ばかりで,自分の知識で一から考えたり,ソースコードを再現して要素を検証したり,もちろん検索機関にはお世話になった.教訓としては,ここをこうしたいとはっきりしていれば,たいてい実現方法は存在するようである.
質問を考えることもたいへん難しいことである.学校の授業では解法ばかり教わるものだ.もしすべての問題が解決されて,これ以上問題がなくなった,と思っているならそれは錯覚である.問題は見つけ出すものである.解決する速度は早くなっているだろうが,問題がなくなることはないのである.すぐに検索でき情報をいくら得ても.
書店でとある経済学書を見つけた.一部の人が問題を次々に解決し,その速度が早くなり,その量も多くなってきているので,その他の人間たちはどうやって暮らすのが幸せか.という問題を扱った本だった.今回みていたQAサイトも,全ユーザーの1%ほどが活発に回答している.質問を解決したいために利用しているからそれでいいが.
結局,問題を発見する価値が非常に高くなる今後である.勉強も,問題に突き動かされて行うと身に付く.問題駆動型学習(QDL: Question Driven Learning)である.自分もこの3日間で新しい質問に出合い,新しい実装を発明できたおかげで,新しい問題を少なくとも3つ得た.問題を自分で見つけ,自分で解く.それが実現する時代だ.
