どうやってウェブデザインに詳しくなったのか,どうやってウェブデザインの腕を磨いたのか,と尋ねられるようになったので,ウェブデザイン技能士の1級を取得してみたいと思っている.いつか,ではなく,近いうちに,と考えている.学科と実技とペーパー実技の3部門合格しなければなのだが,実技さえ時間内に終われば及第する水準にあることは我ながら承知している.
高校2年の時に初めて作ったウェブページは,今考えても前衛的なものだった.1か月のカレンダーに46日間あり,ひとつひとつの日にちをクリックすると,自作の詩が出てくる.その詩が学内で好評だったこともあり美術の門をくぐることに決めたのだった.美術予備校時代にウェブサイトを立ち上げ,HTMLタグや初期のCSSに触れ,テキスト系のサイトを1年以上制作した.
大学時代はとにかく部録を書き続けた.何があっても書き続けられたのは,新しいアイデアで学問を立てようとする情熱が異常なほど高かったからだ.結局部録は現在まで続く趣味となり,成果は生きがいとなり,ストレスフリーなライフスタイルを確立できている.そうやってウェブに親しむうちに,ウェブデザインの知識はスムースに入ってくる.好きこそものの.好奇心あるところ記憶も続くというものだ.
ウェブデザインの腕は自分でまだまだだと思っている情熱的不完全燃焼な30代である.心から満足するウェブサイトを作っても,興味が尽きると思えない.ウェブの技術自体が更新を続けて更に可能性が広がっているこの時代,ウェブデザインを職にできる,好きなことに熱中し続けて稼げる,そうし続けていれば将来も不安がない.そうか,この恵まれた状況は何か大きな機会を意味している.考えてみたい.
