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a deck for makers but poor

Beyond Mirror

2019/4/12 by IKIX_temp

 最近理解したことがある.目的は人である,ということ.何のことかといえば,作る目的はモノではなく人なのだ,ということ.いいものを作ることが目的の全部ではなくて,いいものを人に与えて初めて作ったことになる,ということ.これは何だってそうかもしれぬ.教えることや,料理や,ウェブも.いいものを作れば人がみる,わけではなくて,個の人それぞれのために教えたり作ったり,やっているんだと分かった.一度終えればおしまいではなくて,その人たちがいる限りずっと続くし,一人ひとりちがう.自己満足から脱け出せるかもしれぬ.このことは大事なことで,今後ずっと心に銘じておきたい事柄だ.
 昨晩,無事ディスプレイが届き,書斎の机上に設置した.元々ノートPCの解像度は1366×768 (HDフルWXGA)に過ぎず,4Kのディスプレイが活かせないと思ったが,「デバイスマネージャー」の「ディスプレイアダプター」でグラフィックドライバーを更新したところ,4Kには及ばないものの,2560×1440(WQHD)で映るようになり安心.ノートPCのディスプレイはオフにし,カバーを閉じてもスリープにならないよう設定した.ワイヤレスディスプレイアダプターはディスプレイがMiracastに非対応のようで使用できないので妻にあげた.明日,Bluetoothのキーボードが届く.
 これでマウスとキーボードは無線化し,ディスプレイも解像度が上がった.マシンも第6世代のCPUと1TBのSSDで快速に動き,理想的な環境ができたと思う.机上には読もうと思う本が10冊.デザイン,料理科学2冊,数学,JavaScript,yPad,図解力やコミュニケーションスキルの本,ウィトゲンシュタインとゲーテ.長い付き合いの本もあれば,先週からの新入りの本もある.ディスプレイがある机は大学院時代以来だ.当時は作りたいことを紙に書いたが,作る技術も方法もなく多くを諦めていた.今なら大抵のことは実現する自信がある.もう一度作りたいものについて図面を引いてみたい,この机で.
 誰かが使うために作る.対象をぐっと絞る.特殊な環境にいる人,性別や年齢,PCスキルやWebに触れる時間,そうしたペルソナを大胆に絞って,その人にピンポイントに届く,そうそう欲しいのはこういうのなの!という声をひとりから頂けるもの.そういう割り込み方をしたい.そうすれば,それに付随してユーザーが増えていくかもしれない.誰か一人の役に立つものは,もう少し多くの人の役に立つはずで,広まる価値がそこで付くだろうから.新しい環境を作ったのでとてもわくわくする.自己満足病にさよならし,システムをきちんと作っていく.

カテゴリー: Dev タグ: LW, デバイス, 本
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