上達のためには時間をかけて数をこなすこと.上司の下で仕事の質が転換できそうだ.そろそろイベントが近づき,主催側として準備は大詰め.人数がそもそも少なく,ひとりが様々な面を担当する布陣.ウェブ担である私にとって,明日は重要な日だ.明日公開の目途がつかなければ,自分で自分を解雇したくなる.そのくらい迷惑はかけられない.少なくとも明日は.
自分はウェブデザイナーとして採用されたと思っている.ウェブ担という役職は自分の採用後に特別に与えられた名前で,ウェブの仕事は何でも引き受けてきた.ウェブストレージを使ったCGIフォームを作った.Pythonでデータベースに接続するスクリプトも書いた.外部向けウェブサイトをHTML5に書き直し,JavaScriptでAjaxを用いた構造に書き換えた.改善案を60余り提案し,実装したりもした.おかげでこれ以上改善しなくていいといわれ,夏から始まるリニューアル計画の担当も任された.大変うれしいことである.
一方で,新しい役目も与えられている.その主たる立場は,広報業務だ.お知らせやその他コンテンツの文を考えることも仕事のうちとなるのだ.この部録の読者はお気づきのように,私は悪文家だ.世界に公開する文を書いていく資格などない,と学生の頃非難されたこともある.どうして神さまは私を広報業務に携わらせるのか,祈るしかない.GW明け,時間をおいて業務から離れて見れば,業務から身に付いた内容がわかるはずだ.
コンテンツの理解.さすがに勤続年数の長い上司のように広く理解することはまだできない.だが,上司はそれでも仕事を私に振ってくれている.ウェブの技術自体は信頼してくれているし,コンテンツの作成もいずれはほとんどを任せたいとも伝えてくれている.私は未熟だ,けれども,研究所を代表するコンテンツを作り上げたい気持ちが沸々としているわけだから,1年経っても成長がない,なんてことにはならない.上司に感謝し,明日のために早めに床に就く.
