困ったら本屋に行く.そこに答えが売られている.ビジネス書をほとんど読んだことがないままに社会人をやってきた.ビジネス書は金持ちをさらに富ませるだけだ,学芸系の本を買う方が,専業作家を応援できるからより良い,と考えてきた.しかし,仕事に関していろいろな面で反省すると,人生の半分以上を過ごす職場と仕事を,どれほど充実させるか,を看過できなくなった.今夜はすぐさま書店をはしごし,ビジネス書を2冊購入した.
その本には職場での今の自分が書かれていた.自分の抱えている問題が,自分だけではない問題であり,珍しくないことだと知れた.今までも同様の問題を抱えてきた人はきっと椀酒いて,銘々皆,仕事仲間に教わって乗り越えてきたのだろう.自分固有の課題だと抱えなくてよいと知れただけでも,視界は広くなり落ち着いてくる.ビジネス書は簡単に読める割に,日々の?を理解に変えてくれる.なるほど千数百円以上の価値がある.
そもそも書店でビジネス書を買おうとしたきっかけは,報連相ができていないと上司に指摘されたためだ.自分でも素直にそう思ったので,一日考えたが,何も考えられなかったので,本屋に答えを求めた.書店員に探してもらった本2冊は,いずれも自分にないスキルの持ち主が書いた実践書で,通勤電車で繰り返し読んで,少しずつ実践できてくれば,自分はもっと豊かに,楽に,なれると思った.丁度いい環境を与える上司に感謝したい.
どうやら,社会人数年目で一人で仕事ができると錯覚することは珍しくなく,報告には結果報告と経過報告があること,経過を報告すると上司は準備しやすくなること,そういったことを私は知らなかったし考えてもみなかった.私には障がいがあれど,ビジネスのスキルは実は誰でもできることではないか.そう思えたので,今日買った2冊のビジネス書は,身に着いたと思うまで繰り返し読み,来年はそんな本を数冊増やしたい考えだ.

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