上司から慰労の品を頂いたこともあり,上司のストレスが軽くなるような仕組みを整えた.今まではウェブ会議で顔やスライドを共有することが多かった.スライドを共時編集する様子を見せる場面もあったが,共同編集はできなかった.一方向のシーンが多すぎて,会議での発言はぎくしゃくしがちになっていた.双方向と謳うだけで,参加者は一方向の話を聴くことがほとんど.会議が講演のような様相を呈していた.
そこで,ペンを買った.以前に買ったペンタブと組み合わせ,Windows Inkが使えるようにした.Window付属のWhiteboardというアプリで,ペンタブにペンを走らせると,図や絵が簡単に描ける.ゆっくり描くことで,紙に書いているような仕上がりになる.さらに,PowerPointにもAdobe ReaderでもChromeでもペンで書きこむことができるようにした.図で議論することが多いウェブ制作では,議論が円滑に運ぶようになるはず.
また,テキストエディタを画面共有し,メモを取る様子を共有することで,指示の聞き漏れや聞き違いを防げる.Evernoteなどオンラインのクラウドアプリは会社の方針で利用できないので,ローカルマシンのアプリを使うしかなく,定番のテキストエディタを使うことを考えた.行コピーや矩形選択ができるエディタを選んだ.今何を議論していて,何が伝わっていて伝わっていないか,随時確認できたら安心できる.
上司にはいつも困らせる場面が多く,上司も疲れてしまうと思う.そこで,上司には口頭で伝えるだけで済むように,記録やメモはすべて私が行うようにし,その方が私も分かり良いので,来週から使っていくことを提案したい.上司のストレスが減れば,私も幸せだ.ペンとエディタの画面共有で会議の効果が見違えれば,それは少なくとも私たちにとって良い技術選択であるし,他の人たちにとってもそうだろう.

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