仕事で待ち時間をいかに過ごすかを考えたい.私の仕事は待ち時間が多い.理由は,上司が指示しなければ業務を行ってはならない,自分で考えて動いてはならないという規則があるからだ.クリエイティブな職種のはずなのに,自律性を重視されていない.自主性も尊重されておらず,他の職場に移ったら通用しないのではと危惧する.それで転職の欲も消える.もう動けない人材になってしまったと思っている.
本当はもっと自由に働きたかった.待つのは疲れる.待って疲れるなら勉強したいし,いろいろ試したいことが多いし,作りたいこと改善したいことなどいくらでも浮かぶ.でも指示をもらわないと動いてはならないし,考えてもいけない.普通に社会人をしている人の労働環境の真逆である.上司が全て決める,そういう組織.個人的には,直属の上司がそういう人であるだけなのだと思うけど.
待つと,待っただけ給与が発生する絵が思い浮かぶ.任天堂のマリオの頭突きである.コインをもらえる,待つだけで.職業倫理に照らしても宜しくない.1時間早く業務に就くので,1時間早く業務終了し休憩できる.これはプログラマにとってありがたい.それから,雇用契約書にない仕事も割り当てられることがあることも嬉しい.なぜなら本当はイベントの運営側の仕事や研究所の事務仕事や研究の広報はやりたい仕事だから.
今の職場は自分に嵌っていて,長く勤め続けたい.ただ,その直属の上司の方針があまり気に入らない.管理が細かく行き届すぎて,もともと完璧主義の性格が良くも悪くも効いてしまっている.自己肯定感もあまりに強すぎて,迷惑になっている面もある.技術に明るい人物ならよかったけど,そうでもない.長く働く上でどうやって関わっていくべきなのか,少し距離を離して考えるしかない.
