仕事において人間関係ってそれほど大事なんだろうか.仕事でなければ気の合う数人の人を友として過ごしていれば十分だ.多くの友はいらないし,友が何人かいればやりたいことの大抵はできてしまう.一方,仕事では好きでも嫌いでも,会うのが億劫でも犬猿の仲でも,同じ職場なので顔を合わせなければならないし,指示と報告を毎日続けねばならない.
人間関係が円滑でなくても,仕事は来るし続いていく.仕事の本質は人間対人間だというが,ウェブプログラマは書き物とものつくりの職種なので,人間関係の割合は多くて半分程度.技術面を確立していれば,仕事の依頼は来る.私にしか直せないこと,私にしか作れないものがある,と認知されていれば良いのだ.仕事が来ればその職務を居続けられるのだから,技術面を優先して磨いてきて正解だったと思う.
昔人間関係の維持に酷く心配していたので,激しい退転劇を実人生において演じてしまった.その失敗があったために,人間関係を形成することをあまり重視しない.良好に維持するなんて無理.自分から関係を築く努力はできない.できないことは無理して行わないとの主義もあるので,人間関係の悩みを抱えないように仕事のパフォーマンスを上げる,そういう働き方に落ち着いた.
私は多分いろいろ考えるほうの人間だと思う.考えれば精神の自由を保てる.だからこの部録に書いてきているし,これからも続けていける.何か起きたら考えて慎重に対処できるように準備したり,無理なことは断るかしないことに決断したり,どうにもならないことは先に神さまに祈ったりと,自己努力だけではない案も考えられるようになった.だから総じて職場の人間関係にあまり心配していないし,今後も重視しない.
