株式が再び上昇の機運に恵まれ,先日の評価額50万円下落は2日で取り戻せた.動揺して少し銘柄を入れ替えてしまったが大きな損はなく,売買計画を見直せばむしろ増加するきっかけにできる.1日や2日の短期なら容易に予測可能だが,1週間後の値動きはわからない.大局的に予想と合っていることも多いけど意外にも外れることも多く,外にも想定の外のような動きをする銘柄もある.だからこそ株式はいつも面白い.
日経平均が3万円になる時代なんて来るわけないとほとんどの人が考えていた2年前の正月.3万円台を的中させたアナリストがいた.これだけ高い水準の株高を維持している今年である.大きな暴落もなく高値で推移している.少しでも安くなれば買う人が現れるのは,株式を買いたい人が世界にたくさんいる証左であると思う.株式市場が青天井目指して高くなる時代は,世界の多くの人たちの心理を安定させるに大きな効果がある.
大きな暴落が起きない要因は外にもある.投資信託や年金運用が人気なので,もう容易には安くならない.株高が始まった2013年頃は仕方なく政府が梃入れしたのがきっかけだったが,もう戻れないほど高値がつき,当時の投資額は5倍以上になっているはずである.年金や国債の話題が報道されにくくなったし,心配している国民も少なくなったと思う.国債を大量に刷ると世界経済に直接貢献することになるという理論も出ている.
今の相場が今後も続くと思う.楽観的なのではなくて,この相場を維持することの見返りが余りにも大きいことを投資する人たちは知ってしまっている.もし相場が大きく下がっても,投資家たちは再び株式を買い支え相場を上昇に持っていくだろう.来年は日経平均4万円も見えている.ダウも4万ドルを超える.そうであるべきと思う人はかなり多い.世界心理の安定のために,延いては戦争の防止のために,私は株式を買い続ける.
