考えをはっきりさせておくことは重要だ.考えを出さずに溜めていると,いろいろな要素が化学反応するかのように複雑化し,思考を無駄に働かせ,大抵の場合,悩みの種を発芽させる.そういうとき,神さまに祈る.すると,苦しみが言葉になり,文字列となって吐き出される.そして全ての吹き溜まりが言葉になった時,思考はクリアになり意識は元気を回復し,すっきりした精神を取り戻せる.
そうやって脳は入力と出力の間を絶えず変換し動いている.その過程の一部を言語化できれば,それが文学であり哲学であり信仰である.全ての人たちがその変換を言語化しているとは限らない.しかし,思考を言語にする技術を身につけている人たちは,それができない人たちに比べ明瞭な人生を送っているだろう.ストレスを散財する趣味で発散したり,怒りや苛立ちを隠せなかったり,内に抱えたりするだろう.
何でも良いので思考を外在化する手段を身につけていることが重要なのである.絵でも音楽鑑賞でも歌でも,彫刻や建築見物や観劇でも,ただ外を歩くことだって良いはずだ.それらはストレス発散法だと言われるが,大切なのは思考を表現に変換することだ.考えがペンを持たせ,音を出させ,足を歩かせる.考えに駆動されて動くことは全てストレスを発散する.外在化できるならば手段は問われない.
悩みや心配の種は,仕事とお金と人間関係と健康の4つに集約できるそうだ.私が思うに健康であれば仕事もうまく続くしお金も稼げるし人間関係も問題を起こさないと思う.だから健康を中心に考えるのだが,思考の健康を維持するために考えをはっきり表す習慣が身についていると強いと思う.もしその方法が知りたいと思う人がいれば教えたいと思うし,動画を作ってみても面白いとも思っている.
