午前のうちに所定の仕事を終え,午後は時間が空いた.昨年末のノーベル賞コンサートをYouTubeで聴きつつ,情報建築の参考になる本を読んだ.フランク・O・ゲリーの建築からWEBを考えることはやや飛躍の大きい主題だ.あるいはピエール・ブーレーズの音楽理論とWEB制作をつなげるのも至難である.なので,実際に情報建築の参考になるのは,情報建築の専門書であり,手元に3冊しかないこれらの本だけだ.
昨日の午後の打合せで,レスポンシブをZ世代特化メディアに,PC版をそれ以上の世代に向けたコンテンツ設計に大胆に切り分ける案を出したのだが,賛辞とともに採用された.年末に勉強した甲斐があった.設計が得意だと思っていたのは学生までで,社会人になっていわゆる「デザイン」が上手い人があまりにたくさんいることに驚いた経験がある.今や仕事の何割かはデザインである.昔疎遠だった人たちも今はプロだろう.
昨夜は自炊データが届き,妻の数十冊の本の自炊データを渡した.感謝してくれた.その後,電子書籍で購入した本を少し読み,その著者のサイトを見た.また,YouTubeでいろいろ見ていたが記憶になく,履歴を見て初めて自分はこんなに動画を見ていたのかと気づいたのが床に就く前だ.それで早く眠り,今朝は2時台にはもう起きて2度寝を諦めた.毎朝早朝の祈りを今日は文に書き起こし,Facebookストーリーズに上げてみた.
いつもいろいろな活動をしている.1日もあればいろいろ活動できる.この1日を有意義に使うために進歩がいる.それを駆動するのは,顧みるに,読書だ.本こそ自分を成長させる.他のメディアでは足りない.本の語り掛けられない感がいいのだ.何も語らない紙面から意味を探りとる習慣が,そのまま人生の秘密を探りとる習慣になる感じがする.本から学んだことが持続するのは,本がただの紙であるからだと思う.
