私の資産は税金でできている.7年前になるが障がい者認定され障害年金の受給が決まった.5年遡及で下りたその額は約300万円.後ろめたさからそれを消費のために1円も使うことができず,株式投資に回し,当時の株高のおかげで3倍くらいにした.その後,職業訓練ののち,税金で運営する職場に就職し,名実ともに税金で生活する身分になった.今は株が値下がりしているが,昨年は3日間だけ4桁万円に達したことがある.
私の悩みは,その税金で暮らしているという点だ.何に使ったら納税者に還元できるか.私は税金は積極的に払おうと思っているし,障害年金は既に3年前に受給を停止したし,障がい者の医療優遇制度は自分から利用を断った.政府の社会保障費をできる限り使わないように気をつけて暮らしている.健康を維持することを大切に生きている.税金を回避するような制度は,ふるさと納税を除き,使わないようにしている.
子供の頃から,お金持ちにはなりたくなく,有名になって名前を売って稼ぐこともしたくなく,好きなことを仕事にはしたいと考えていたので,今の生活はそれらが実現した.それだけでもう私は満足する.だから税金から頂いて生活している以上,これからは納税者である国民に対し,できることをしていき,生活できていることの恩返しに,少しは貢献し還元して生きていきたい.お金と時間を国民のために使いたいのだ.
国民の下僕とはそういう意味だと理解している.私の資産をどうやって形成し,どのように使い尽くしていくか,ある程度は決めている.地域の飲食店に外食し少しは足しになればと思う.教会は献金先として多くお世話になる.私が先立った場合には妻に全て委ねようと妻と話しがついている.私は私利私欲のためにお金を使うというのは,税金で暮らす身分にとって悪徳だと思う.欲しいという気持ちは常に消えているくらいが良い.
