人生の時間は有限だ.だけど何もしない時間は大切にしたい.仕事は必須だし休息も挟まねば.余暇は最も大事だ.重要な認識は,私はまだ36歳だという事実だ.あと50年は生きたいし,生きられるだろうし,生きるだろう.この36歳になるまで親しんだ世界を今一度整理し,これから選ぶべき自分の趣味の領域を変更したいと思う.今まで充分やってもう身についたことや追求する動機がなくなったこと継続することを挙げる.
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1.ファッション
結論は,UNIQLOで充分だということ.さらにUアローズやパルGHD等の株主優待券は,使うと15%OFFなのだが,あまり得ではないという感想.予約商品やアウトレットやセール品には使用できない.定価が高額ないわゆるブランド物を買う人のための券であり,私はもう充分買ったので,もう数年以上買わない.どこででも.
2.ライフスタイル
生活習慣を確立したため,追求をやめる.住む場所も働き先も日常時間の使い方も整い,安定した生活になって5年は経つ.この暮らしが私にとって最も幸福であると結論づけた.時間もお金も健康にも余裕がある生活.万一この生活を壊す出来事が起きても,今の暮らしまで戻せる自信がある.立て直す方法がわかるからだ.
3.食
栄養について勉強し,スーパーで食材を買ってきて健康な食事を保って半年.一方で料理の勉強は怠ってきた.自分の食事は自分で整えるという我が家のルールがあるので,食事の整え方は身についた.これは一生使える経験である.食費は毎月4万円弱で推移しており,この水準を維持すれば充分黒字が続く気がしている.
4.株式
お金に関する関心が急速に薄れた.1,000万円を達成した時からである.今はその3分の1程度まで減っているが,何の手立てもしていない.減ったって何でもないという気構えになっている.一応米国株式を2銘柄計3,000株程度売らずに持っているけど,これから安い時に買い増すほか動こうとする欲もなくなっている.
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1.WEBテクノロジ
仕事上の研鑽は続けるものとして,ボランティアでも教える中で知識の確実化を図る.また,情報を公開するサイトを個人制作する趣味は私の特技だし,誰か必要な人を助けてもきた.神さまが私に与えた賜物だと思うので,これを活かし続けて召天の際まで働こうと思っている.ウェブ職人として生涯を共にする領域である.
2.数学・科学
日曜数学は毎年2件の研究発表と,年末2件のアドベントカレンダーへの投稿で習慣になっている.研究するに値するテーマがまだいくつも残っておりやりきれていない.科学はNature誌を読むくらいの関わりだが,Nature誌の購読がこの秋で終わり,契約更新は行わないつもり.最新科学に親しめるのは今年が最後だ.
3.言語・辞書
言語の大切さと身近さを自分の反省と結びつけると,根幹に関わると改めて思う.思考は言語で行われるし,コミュニケーションで心を動かすものは言語だし,人間の進歩や成長,世界内の創造活動,理解や認識の精緻化は,いずれも言語なしでは発達しないことを実感している.これから私が生涯向き合うべきは言語である.
4.聖書・クリスチャン
教会には毎週日曜に通っている.特別な事情がなければ休んだことはない.今年から社会委員に任用され新年度から活動を始める.歳の異なる人と交わるとサードドアが見つかる.今までは歳の差が大きかった.今回の委員会では私より少し上で私の両親より若い人たちが集まっており,面白いことが起こると期待している.
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1.建築
学生だった頃最も影響を受けたのが建築である.美術学校できちんと立つ立体を設計できなかったので,建築の大学へ進学することは諦めたのだが,散歩する時に見るのはやはり建築の空間的印象であり散歩の一番の楽しみはその印象を音楽と結びつけて何も考えないこと.そこで,買い揃えた建築の雑誌から知識を得たい.
2.ピアノ
何歳になっても1年間の努力で物にできる.この言葉に励まされた趣味がピアノだ.今更時間をかけても無駄だという声が聞こえてきそうだが,私はその声を断固閉ざし,書斎に常備しているヤマハの鍵盤を叩く.楽譜を読む習慣はまだ身についていないけど,この調子で練習を積み重ねれば身につくだろうしそうなりたい.
3.造形
私の青春の原点は造形である.受験勉強すべき時期に最も思考と時間を費やしたのが造形なのだ.とはいえ優れた作品を量産する才能にはあまり恵まれていない.でも歩いている時や入浴中に立体を考え,頭で作図し,実際に紙に起こし切断し組み立てる,この一連の行為が好きだ.作るほど自分の原点を確かに認められる.
4.声楽
合唱団員である以上,声楽をできるようにすることはマストであると考えている.楽譜を読むこと,発声法,歌を聞いて背景知識を読み込むこと,自分の歌声を録音して聴くこと,まだいずれも満足するほどにはできていない.生涯のマストになると思うので,最近変わってきた歌い方を好ましく捉え,本格的に始動したい.
