Processingで表現したい.目を閉じると幾何学的な映像が絶えず流れるのだが,それらをグラフィクス作品にして残したい.そのための手軽なツールがProcessingなのだ.OpenProcessingという作品サイトに投稿でき,見たり買ったりもできるから,自分の作品が新規なものかはすぐにわかる.本当に新奇であれば,自分のウェブサイトなどで積極的に使える.そこで,グラフィクスの専門家になりたいというのが夢だ.
Processingの本を2冊持っている.いずれも紙で買って自炊したPDF形式だ.まだ2割も読み終わっていない.ページを進むにつれ実装の課題がついている本で,その全てを作っていけば理解と実装の力がついてくるというわけだ.デスクトップの片側で開いて,もう片方で実装を進めれば,ストレスなく読み進められるだろう.作りたいものがたくさんある今だからこそ,一読して身につく量も多いに違いない.
幼稚園の頃,卒園文集に「グラフィックデザイナーになりたい」と書いた私である.今でもその筋は追っていて,諦めていない.高校で数学を,大学で物理学を,大学院で生物化学を勉強したため,グラフィクス制作の学習は今まで遅れた.けれど,始めるに遅すぎることはない.今は一人前のウェブプログラマになった.表現の幅を広げるべくウェブグラフィクスに手を出すことは,自然な流れとして捉えられる.
課題は小さく分ける.ということで,3月末までにProcessingの本を読み込む作業を開始し,黄金週間に多読し,梅雨が来るまでに2冊を読み終える.そして夏が来たら制作を開始し,年末までに10本以上の作品をOpenProcessingに投稿する.この計画は長期計画である.一度身につければ人生が楽しくなる類の目標になる.スケッチを作りたいイメージは尽きないほどわいて出てくる.制作を大変楽しみにしている.
