生活に余裕があるためか，自分以外の人たちのことにも関心を持つようになった．貧困の本を読んで，子どもの貧困やシングルマザーやDVやジェンダーの問題などが貧困とつながっているという知見を得た．派遣労働や税制改悪や社会保障の問題も貧困を引き起こしている現状を知った．その後，YouTubeで派遣で働いている人の動画を何本か見て，派遣で私より稼いでいたり，仕事を辞める理由について勉強になった．
上司は今私とのコミュニケーションに悩んでいるらしい．おそらく，上司がもし有期雇用なら既に退職を希望しているかもしれない．そのくらい窮状を私に直接訴えてきたほどなので，困っているのだろう．私とて，具体的に何に困っているのかは言われず，私の障がいや能力の限界もあり，改善には至らなかったが，原因が私のコミュニケーション障がいにあることは確かである．上司もそれを否定しない．
巷ではコミュ障という言葉があるが，私はそのプロというか本物で，この障がいゆえに手帳を交付されているほどである．私自身では改善が難しく，どうにかして折り合いをつけてもらわないといけない．なので，私の全能力を活かして働くことは諦めていて，今は全キャパシティの2割くらいで働いている．本気で働かなくても雇用と給与がつながっている現状には，上司に対しても感謝しなければならない．
今日は，自分自身以外にも困っている人がいて，辛い思いや悩みを持っている可能性があって，それが私の身近にいることに思い至ったことをここに記す．そして，その原因が私であるという事実を受け入れる余裕を持てた．私なりに改善したいと思う．世の中には私よりもっと困り苦しんでいる人がいて，私でもできることをしていこうという精神を，今回読んだ本や動画から得た．私自身の工夫で改善できると信じたい．
