私はもうすぐ37歳になる.もういい歳した中年だ.まさか自分がここまで生きるとも思われなかった学生時代,様々なことに手を出し実際に身を置き取り組んできたので,経験の財産は豊かだ.自分が子供の頃から面白いと思われたことややってみたかったことにも足を踏み入れてきたから,今死んでも満足だ.ということは,今から新しいことを始めるより,もう今までのことから好きなことを選び直す時期に来たと思う.
私はやりたいことをひとつに絞れない半生である,今もひとつに絞らないつもりである.ひとつにするにはまだ早いか自分には合っていないかだ.せめて3つに絞りたいと思う.自分が残りの人生で何ができるか考えて,今よりもっと上達してできるようにすることが,この10年で行う上での目標になる.10年と区切ったが,もっと早く5年とか3年でもいいかもしれない.つまり,今までの積み上げをより高く鋭くしていくのだ.
残りの人生の目標を3つに絞ることはできた.メモに書いているのでいずれこの部録にも書くが,人目に触れても恥ずかしくない内容だ.自分はこの3つを高めれば幸せだというものだ.今はその他の周辺のことを脇に置き,今これからやるべきことに時間を傾注し,より人生の質を高めることに使うのだ.まだ37歳弱だから,今まで取り組んできたことならもっと上手くできるようになるだろう.人生の中心を見出せたのだ.
取り組むために,健康や資産や感謝など,必須のことはもう充分身に付けたと感じている.今はその改良した土台の上に,より満足できる建造物を設計するのである.私は確信している.私が幸福のうちに世から召されることを.私の活動によって幾らかの人たちの人生に良い影響を与えられることを.私の残りの人生を自分の創造力で無為に過ごすことが決してないことを.私は堅固な基礎を持てた.こればかりは財産だ.
