先週の洋服処分と,昨日の書類整理で,よくわかったことがある.量より質だということ,よく使う物は1点豪華主義で使用時の心地良さを優先すること.これだ.今夏はTシャツを1着1,000円程度で20色買った.いろいろ選べるから楽しくて幸せだろうと考えたのだが,結局,着なかったTシャツが数枚あった上,なんと半数はワンシーズンで捨てることになった.SDGsを考えても勿体無いことをした.愚かだった.
1,000円を20色だから2万円.これだけあれば良いTシャツを2〜3枚買って着回せた.そのほうが確実にお洒落で満足できた.損した.愚かな考えで行動し,資源の無駄を犯し,誰も得しなかった典型だ.今回は自分に厳しくしたい.もう2度と量があるほど幸せだと思わないようにする.質の良いものを1点使い続けた方が幸せだ.これは服に限らない.食材も,私の好きなガジェットについても,同じだろう.
1点豪華主義の弱点は,飽きだ.慣れてくると飽きてしまう人間の習性だ.だが,これを解決するのは感謝である.つまり珍しさを回復することである.何かしら珍しい性質があるからそれを持つことに感謝できる.ということは,高価で,有名ではないお店で,持っている人が少ない物こそ,1点豪華主義が有効に働く物だということになる.高価で,穴場で,希少なもの.何だか物探しが楽しくなってきそう.
この夏でたくさん持つことから解放された.特に洋服はアプリで管理し,数を制限することにした.私は100着持っていた.これを超えないよう,むしろ減らしていけるようにする.また,たくさん持つことで思い煩いが増えることをよく記憶しておく.世の中のあらゆる商業広告から自由になりたい.本当に必要な物だけにお金を出し,誰かに物を贈る時も同様,そして思い出の持続性を信じて経験に投資し生きていく.
