読書の秋.10月に入り,今年は本腰入れてたくさんの本を完読したいと意気込んでいる.目標値は冊数ではないけど,読書の質を高くしたい.それは贅沢なことだ.でも,本当に身につく勉強は,質を求めなければ.そして,時間に余裕のある時期には,読書に質を求めた方が,効率的な学習になる.ということで,この秋の読書計画をいくつかに分けて記録していく.これを達成すれば,来年の能力が確実に上がるだろう.
1.CG
Processingで作品を量産したいと考えている.5段階に分けた.Twitterアカウントを作成し,OpenProcessingのアカウントを整備したところまではできた.次はオライリー本ともう1冊で学ぶ段階.終わったら,パウル・クレーや李禹煥の本から,美術のセンスを学ぶという段階を経て,私の表現したいテーマである「眼閃」をスケッチして集める作業をする.眼閃は既に20個ほど記録している.
2.英語のハノン
英語学習は長期戦で考えている.「英語のハノン」3部作の要点は,復習である.初級編の半分で止まっていたが,これを今秋で中級まで終えるくらいを目標にしたい.そのくらいまで行けば割と自由に英語で表現できているはずなので,上級に挑戦するもよし,英英辞典やシソーラスで使える語彙を増やすもよし,ライティングを磨くでも良い.なのでまず英語のハノンで文法を総浚いでマスターしたい.
3.読書猿の大全
読書猿さんという稀有な作家が書いた大全を1年前くらいに電子書籍で3冊買った.「アイデア大全」「問題解決大全」「独学大全」である.このうち独学大全は,この秋の読書に大いに参考になる内容だと確信している.独学の手法が網羅的に解説されているからだ.この著者の知力には感嘆を覚えずにはいられない.その感情から進んで,これらの大全から吸収できることは吸収し習慣にしたいのだ.
4.自炊本,特にコトラー
昨年の所蔵本の自炊によって,150冊余りの専門書がPDFになった.以来読み進められていなかったが,先月読める工夫をした.章ごとあるいは1回で読みやすい分量のページ数にファイルを分割したのだ.1ファイル数ページで読めるようにした.そうして気楽に読みかかれると思いきやハードルは高く,進んでいない.でもこの秋はこれを読む.特にコトラーのマーケティング本は1冊読み切ろうと考えている.
5.ギリシャローマ文学
最後に,これは全く趣味の領域だが,ギリシャローマ文学の文庫5冊を読みたい.秋だけでは5冊も読めないと思うけど,早速2冊を並行して読み始めた.2冊ともプラトンの著作だ.セネカの本が大変心に残り,資産形成に関する決断を促し役立ったので,それに比肩する知恵を期待している.本当は上に挙げた4つの事項を優先したいけど,プラトンやアリストテレスから学べることは多そうで,先に読んでしまいそう.
