30代になると,仕事に意義ややりがいを見出せなくなるものらしい.そして,それは50代後半まで続くらしい.私が今の仕事を重要だと思わなくなっているのは,自然なことらしい.原因は組織の責任構造や分担分業にあると思う.20代に描いた自分が活躍できる仕事が会社のどこにもないことを知るので,もっと仕事をもらわないと満たされない.そのまま放置されるのでやりがいを見出すことをやめてしまう.
でも,そのような,もっと仕事がほしい,という30代は少数派らしい.多くは,責任が重くなり辞めたいと思うようになるらしい.私は幸か不幸か,障がい者雇用なので,昇進して責任が重くなっていくコースにはいない.仕事は能力に対して大変軽く,それで世の平均的収入を得ているので割りが良いと思っている.もっと多くのウェブサイトを仕事で作って貢献したいと常々思うのだが,思うだけになっている.
正直なところ,もっと仕事がほしい.多くのウェブサイトを手掛けて管理したい.しかし,その夢は実現しない.組織構造上,仕事が来ないからだ.なら,生活と収入のバランスからくる人生を楽しむことに軸足を置きたい.人生を楽しみたい.働くより人生を楽しむことを重視したい.将来のために知るだけでなく,知ることを楽しみ,知って楽することを覚えたい.小さな仕事人として小さく人生を営みたい.
70代になると仕事が楽しくなるものらしい.受動的でない形なので貢献できるし,身体を動かす機会になるからだという.私も75歳くらいまで働き,年金受給を遅らせ,その後は年金だけで暮らしたいと考えている.定年後15年から20年くらいの間,働くのだ.ウェブの専門職に就ければ良いが,こだわらないだろう.そうなると健康が大事だ.今,健康に投資する理由がより具体的に見えてきた.私の後半人生だ.
