ジョシュア・ベッカー氏の最新刊を読んでいる.先月2冊買った.氏の本は初めてだ.ページを繰るたびに片付けたい場所や物が浮かび,章を終えるごとに読むのを止め,片付けに行っている.今はまだ7章の終わりだ.こんなにも自分を動かす本は初めてだ.おかげで家はどんどん片付き,どこに何があるか把握でき,無駄に買うことがほぼなくなった.物が減っていくこの快感は,氏の本がくれたことだ.
最少の物で暮らす.このシンプルさの喜びが習慣になったので,教会でも集会室を広く使う計画を練っており,私が中心になって進めて良いことになった.白板と衣装ケースを処分することに決まり,古書を本棚から移動する作業を皆が協力してくれることになった.これにより,物があるべき場所にあり,デッドスペースを再び生かし,すっきりした気分で食事や会話できる空間が出来上がる予定だ.
また,実家の整理も正月に行う.特に私の部屋を徹底的に整理する.本はほぼ全て持ち帰るか処分する.その他のガラクタも処分するか持ち帰って決める.安易に買ってしまったカラーボックスが3つ以上空くはずだ.私が使っていた部屋は今は母が趣味の部屋として使っているらしい.もっと広く明るく自由に使ってほしい.私の痕跡を少しも残さないくらい徹底して片付けるのだ.実家には宣言してある.
私の物を私の書斎に集め,私の人生に必要な物を定義し,最少になるよう管理する.書斎以外の場所に私の物は置かない.もし置いたらそれは私の物ではない,と言えるくらいにする.そして,本は頭に入れたら読み捨てる.これをどんどん進める.情報として保存したい本は,またPDFに自炊する.来年は特に書籍を減らし,頭の中に知識を増やしたい.読み捨てるということだ.1年を全速駆動で進める.
