職場への感謝の気持ちが芽生えている.今仕事を好きではないのに働いている人は8割以上に上るという.好きなことを仕事にできている人が100人に1人くらいしかいないとも聞く.少しでも嫌なことがあれば職場を変わろうと考えていた私にとって,この事実には驚愕した.これだけ好きなことで食べていけている人をネット界隈で多くみているのでそれが普通だと思っていたが,現実はそうではないらしい.
今の私の仕事はウェブサイトを作るだけの簡単な仕事だ.技術を高く評価されてもいる.本当は他の追随を許さない状況ではなく,属人性を排すべく技術を共有したいのだが,技術に明るく時間に余裕のある人がいない.なので私へのニーズがある状態が続いている.与えられる仕事は毎日少ししかなくそれらはいずれも軽いものだが,毎月の給与は世の平均くらいであり,いわゆる楽に稼げる仕事ではある.
仕事自体は面白くはない.簡単にすぎるからだ.上司は多く任せているというから,職場自体が仕事の少ない職場なのだろうと想像している.仕事を増やさないように管理職が工夫しているのだろう.苦手な上司とのやりとりがこの職場で唯一の嫌なことである.しかし,その数分に比して考えれば,給与は割と高い.賞与や退職金は出ないが,他の職業よりも好きなことや得意なことなので,楽さが強調される.
今雇われている状態は,私が選んだものでも,職場の人たちが作り出しているのでもない.神が用意したものだ.神が今の私をこの職場に勤めさせているのだ.だからこの職場で働く中で多くの学びがあるはずだ.信仰の成長があるはずだ.私は神に感謝する.5年前に採用された時より,私は人間的に成長できた.職場の人に感謝する謂れはないが,神に感謝する理由はすごくある.これからも勤続できることを願う.
