Yチェアに対する思いを綴る.Yチェアは安い買い物ではない.定価14万円する品.楽天で9万円で且つ買いまわりセールを使って3割引なもので,7万円程度で買える.定価の半額.7万円はしかしなお高い買い物だ.私はPCの他7万円を超える買い物はなかなかしない.今年FENDIの革鞄をメルカリで7万円で買ったのが最初かもしれない.今年は高額な買い物を2件した.照明3灯で8万円だったのを加えれば3件になる.
家具は大切だ.椅子で生活時間の半分を過ごす.仕事以外の時間は主にIKEAのポエングで過ごしている.Yチェアは在宅仕事で使えそうならそうしたいし,座っていて心地よいなら普段も使いたい.Yチェアは有名な量産デザインなので,歴史上多くの人が品質に満足して使っているのだろう.座ることは人体に有害な姿勢なので,快適に変わることを期待している.書斎には椅子が4脚に増えるが,机が2脚あり違和感がない.
Yチェアは書斎の中でも存在感を大きく占めるだろうと思う.書斎の中心的存在になる.これまで家具にこだわったことがなく,居間で使わなくなった食卓や座椅子を運び入れて使っていた.有り合わせの什器で構成していた.ここに来て観葉植物や多灯照明など,本格的にインテリアに投資してきて,生活の質が爆上がりした.Yチェアはその線を走ったゴールにある.Yチェアは私の書斎を完成させる品になる.
Yチェアが書斎にやって来るのが楽しみだ.いつまで好きであり続けられるだろうか.飽きることのないデザインと謳われているその内実とは.美術系建築の学生時代に傍で夢見たインテリアが光る書斎を,いよいよ手にする.考え抜いた末にデザイナーズ家具を迎える.テンションは収まらない.何が変わるかようわからぬが,確実に変わるだろう.何かが変わるだろうとの思いこそ,Yチェアを迎える意味なのかもしれない.
