来月,診療所に行く.おそらく薬が減る.というのも,症状が治まった状態が続けば,1日の容量を下回って良いと言われているのだ.私は障がいがあるが,ここ2年症状は何もない.薬の服用量は減り続け,3年前の量に比べて6分の1になっている.今度の診療でさらに減ると,10年くらい前の体調がなんともなかった時くらいの水準まで減り,その時と違って再発の兆候もない今は,快方へ向かって爆進している途上にある.
体調がここまで改善したのは,食べる物を変えたことが大きいと考えている.大学時代の研究はゲノム栄養学だった.しかし,10年前の知識は古かった.3年前からYouTubeで栄養学を学び直し,情報をアップデートし,近所にオープンしたスーパーを利用して,推奨される食生活に少しずつ変えてきた.色々な食材を食べてみて,体調が悪化しないことを確認するうち,障がいの症状が治まった.食材投資は治療法として確信がある.
具体的には,糖質制限は採用し,プロテインは利用するも頼らず,魚や海藻や植物性食物繊維に加え,キウイやバナナやブルーベリーを毎日食べるようにした.主食は十割蕎麦に,出勤時の昼食弁当はゆで卵4個に固定した.外食は月に1回以下にし,ナッツや胡麻や高カカオチョコレートをおやつにし,リンゴ酢は毎朝飲んでいる.水は1日2Lくらい飲む.外食で定番的人気のいわゆる娯楽食はもう長いこと食べていない.
この経験から,病気で苦しむ人は,食事に原因があると思うようになった.実際,話を聞いてみるとそうである.体調や病気だけでなく,体型や美容やストレスの度合いなどを,栄養的側面から推測する思考が身についた.大学院までに勉強した内容が役立っている.栄養学が今の私の専門になった.食生活を改革し生活を改善する方法を色々な人に勧めたいと思うようになっている.人生において意味のある経験になった.
