生涯の資産計画がまとまってきた.お金との付き合い方が定まってきた.ずいぶん悩んだし,考えて実際に動いてきて,必要な経験が大体揃ってきた.私の人生でお金がどの程度重要な登場人物で,またお金は決して主人公にならず,多く持っても仕方ないものに過ぎず,目標にもならない,など,ストーリーが決まってきた.これで来たる人生の出来事も対処できると思っている.以下に資産区分ごとに紹介する.
iDeCo
毎月満額をインデックス投資で積み立てている.現在まだ1年経っていないが,上昇して2割増えている.定年まで続ければ1,000万円になっている.定年退職後も,余程必要になるまで放置する.このiDeCoを老後資金の全てとして捉えている.これで足りるだけの健康維持を念頭に置いて生活している.iDeCoはずっと天引き放置である.
コロナ円安前に買った米国株
塩漬け状態が回復するまで放置.リスク許容度上,どうでも良い資産.倒産してゼロになってもいい.買値まで戻せば即売って,別の銘柄を買う.つまりは塩漬けは株式の購入を停滞させる効果がある.この効果は貴重だ.まして,1ドル110円くらいの円安時代に買ったので買値に戻る前に売れる上,売却損が出たらその分の税を回避できる効果もある.いずれにしろ,塩漬けできる資産は貴重だ.
米国ハイテク小型株
これからこつこつ買い増す.これも減っていい資産.長期で持つが,動機は投機である.大きく増えなければ買う意味はない.大きく増える可能性がある資産を持っていることで,射倖心を常に満たし,欲を消せる.どうせ9割下がる資産である.そんなもんだと思って買い増し,一定の目安を上回った時が来たら売却する.それが生涯で1回起これば幸運.それくらいの行為だ.
全世界インデックス(新NISA)
1,800万円の枠は最速5年で満たされてしまう.年間の株取引で毎年枠を満額使う形で,取引を積極的に行う方向で考えている.インデックス投資積立枠を120万円ずつ10年間で埋めるのは理想的だが,枠を毎年満額使うことを優先させる.インデックス投資はiDeCoで定年までに1,000万円になる.老後資金が1,000万円もあれば生活するには充分だと考えている.
現金
総資産が3,000万円を超えたくない.しかし,今の暮らしではいずれ超えてしまう.超えてしまったら,生きている間に使いきれないので,寄付や献金に使う.そのために今をセーブするなら,今から寄付や献金に使って豊かな気持ちになろうと考えている.どうせ増えてしまう資産,使いきれない資産である.欲しいと思った物が出てきたら,必要か考えて,買うとなればためらわず買う.
