仕事でIonic Frameworkを使ってモバイル画面を開発している.青が印象に残るページに載っている手順のように,簡単に始められる.公開するときサーバーへアップロードする必要のあるファイルは,「ionic serve」コマンドでビルドしたファイルだけ,「www」フォルダ下のファイルだけでよいので,らくである.Node.jsでタスクランナーを動かすタイプのフレームワークはどれもこのようなものだ.
Ionic Frameworkに触れて1週間程度だが,徐々にその機能の充実ぶりに手が届き始めている.HTML要素を<ion-***>タグで囲い直すのだが,<ion-*** directive>のように「ディレクティブ」をくっつけるとBootstrap.jsのように装飾が施されるうえ,コントローラで定義した機能が反映されるのだ.独自のタグを作れるのである.思うにIonic Frameworkの3大特徴は,ディレクティブ,コントローラ,そして独自タグ定義である.
AngularJSをもとに作られているIonic Framework.Googleが開発したAngularJSであるだけに,海外では数百万ものサイトをすでに稼働させており,コミュニティも英語であるがいくつか見つけられた.海外界隈ではすでに有名であるというわけだ.AngularJSをおなじみのCodecademyで勉強している最中なので,その方言であるIonic Frameworkの文法もまだ理解しきっているわけではない.
しかし,Docsによればファッショナブルな部品が短いコードで書けてしまううえ,掘り下げれば豊かな表現が実現するとのことで,しばらく浸ってみるのも有益だと思った.このフレームワークでモバイル画面を開発していくことになったので,長い付き合いになりそう.全貌を理解して構成できるようになりたいものだ.
