私より若い人と会う機会がない.話す機会もほとんどない.職場も教会も地域でも,私が会う人は50代以上の人が9割以上を占める.社会の縮図かもと思っていたし,私より若い人と話したいこともないので,人生経験豊富な方々と話すのは有意義だと思っていた.でも,これから社会の中心になっていく私やより若い世代が,どのような生活様式や考え方で暮らしていくのか,私も生きる将来の社会の動向を考える上で知りたくなった.
年上の世代と私より若い世代がほぼ完全に異世代となっている理由は,日本経済において特に収入が一定であり続けたこと,そしてスマホアプリである.それらを若い時に持たなかった人と,当たり前のように使っている人とでは,考え方がまるで異なってしまうのも自然なことだ.お金と情報が前世代の日本の強みだったので,それらの状況が変われば国民性も変わってしまう.今社会でいろいろ言われていることを把握くらいしたい.
今,社会問題をもっとよく知って考えたいと思っている.教会がきっかけだ.社会委員であることと,牧師や一部の教会員が政治経済の話を止められないからだ.私の実家では人前で政治経済の話はしないこと,と躾けられたので,今まで聞くだけにとどめていたのだが,私の役人という立場上,批判されてばかりでは耐えられなくなってしまった.そこで,元来行動力のある私は,社会問題に詳しくなり,政党に入党しようと思っている.
私も随分とラディカルな性格なのだろう,もっとよく知りたいという思いを止められない.知らないままでいると,何のために生きているか簡単にわからなくなっていく.振り返れば,毎年1つは行動を起こしている.そしてそれらは社会的活動としての経験になっている.私と同じ人生を送っている人はどこにもいない,そう確定的に言える人生になってきた.個性を使う時がいずれ来る.よく考え,よく行動するのも悪くない生き方だ.
