資産形成をシンプルにし,できるだけ考えなくて済むように,私が生活に必要な目標額を決めてしまって,それ以上増えないようにしてしまいたい.私の性質上,多く持っても怖くなるし使い道が見つけられないからだ.それで,ばんと決めてしまって,その目標額を達成してしまったら,その投資をやめてしまう,という方法を採りたい.以下,私の今後の資産形成の目標額と撤退基準である.決めてしまえば簡単になるし楽だ.
1.米国株
今,200万円ほど持っている.600万円の評価損の状態で塩漬け.上昇の気配がないので,来月早々に一度売却し,損切りし,別の銘柄を買う.そして,長期で保有する.私の米国株投資全体の上限額を600万円に設定する.600万円を超えてはならない,くらいに考える.600万円を超えたら,米国株投資自体を終了する.強制終了と覚えておきたい.もし終了したら,その600万円全額をNISAでのインデックス投資に回す.
2.iDeCo
まだ初めて日が浅いので,今ようやく50万円を超えたくらい.65歳の定年までに1千万円近い資産ができている観測で,少なくとも700万円にはなっていると思っている.どうせ60歳にならないとアクセスできないので,働いている間は考慮にも入れず忘れておき,医療費や葬儀代に充てるための「身の世話」の資金と思って備えたい.なので,老後の生活資金として当てにはしない.生活資金は別に用意する構えでいきたい.
3.NISAでの投信積立
今年から始まった新NISA制度.毎月4万円をインデックス投資すると決めた.単純計算では,年額50万円の25年で1千万円を少し超えたら成功.NISA全体で1,800万円の枠があるが,全部埋めることはないと思っている.余程余裕が出たら投信積立を増やそうとは思う.株式を少しだけ買ってお小遣いを稼いでもつまらないと心底思うので,枠をめいっぱい使おうと思わず,NISA枠で1千万円をつくるにとどめようと捉えている.
4.給与収入
固定資産税を払う担当になり,今の給与でちょうど収まる生活になった.しかし,内訳は,7万円が将来への仕送りつまり投資,2万円が寄付献金,2万円が固定資産税等住居費用となり,生活費の実質分は13万円に満たない.老後の家計を考えると,少なくとも投資分の7万円は削れるので,多くとも16万円で済むことになる.支出を抑えることは簡単で,今も10〜12万円で全然暮らせるので,老後生活への不安は何も感じない.
5.年金
以上が私の資産計画なのだが,年金を考慮していなかった.減額されると思うが,今の試算では月12万円らしい.まあ私の時代では9万円として,生活に月12〜16万円かかるとして,毎月3〜7万円を切り崩すか働くとする.そんな生活が私の老後だ.住居はアパートに引っ越す必要がなく,今のマンションにずっと住める.管理費と固定資産税は月2万円程度で生活費に織り込み済み.何も問題なく普通に暮らせると思っている.
