日記をつけるために一日があるのだろうか.いや,そのはずがない.一日のために日記をつけるのだ,どちらかといえば.きのうから睡眠の本を読んでいて,睡眠をよくとるために一日があると考えるようになった.一日のために睡眠をよくとるというよりも.なにしろ,睡眠も日記も,その日一日だけのために行うことではないからだ.
読書の効果を軽視するようになってしばらくになる.本を読む目的を学ぶためにと定めると,学ぶとは何かを定義する必要が出てくる.学んでも行動が変わらなければ効果がない.行動を変えるために読書するのであるが,読書を変えるために行動してもよいかもしれない.本を読むために学ぶ.学んで復習するために本を読むのである.
きょうやったことを振り返る.復習である.多くの単語で検索して,多くの情報を得,多くの話を聞き,多くを報告して解決した.そんな一日を振り返らずにいてはもったいないのだ.きょうやっと気づいた.日々の積み重ねで自分ができるのであれば,自分が少なくなったり,すり減ったりしているときは,単に積み重ねていないのだ.
余裕があるからと帰って別の勉強に打ち込んだり,研究と称して関心の向くままに読書したりしていては,自分はでき上がらないと思う.仕事に活かせる勉強は,自分の仕事のなかにある.自分の勉強と仕事の内容がさいわい同じ方向なのだから,仕事を振り返れば知識が積み重なり,先のキャリアも築けていくはず.睡眠を頼りにする.
