応用情報技術者試験を受験した.5年前に春秋と2度受け,2度とも落ちたことがある.それから5年,情報業界から足を洗おうとしたり,開発職を夢に終わらせようとしたり,さまざま葛藤した末の,今回だった.不合格なら受験をもうやめようという思いだった.かといって準備を抜かりなく行ったわけではない.職務と家事と礼拝との合間に割けた時間はごく僅か.テキストを一度通読するしかできなかった.
受験会場では自分より若い人や若く見える人が多く,今回応用情報とれなかったら次回はちょっと恥ずかしく思うだろう,だから今回で最後だ,次回からは上級試験を受けよう.そう言い聞かせた.応用情報技術者は難易度が高い試験だが,合格者平均年齢が若い資格だ.大学生のうちに取得するひともけっこういる.
試験の結果,手応えは良かったので,午後試験の日本語の書き方が採点基準にかなってさえいれば,合格していそうだ.礼拝を欠席した分,合格していなければ神さまに申し訳がつかない.解答は今日公開されなかったので,今週の公開を待って自己採点するつもり.ともあれ3度目の正直にすぎず,全然すごくない.
32歳にしてようやく応用情報技術者となり,ウェブ職人として生計を立てていくこの人生は,堅実なものだ.需要が尽きず,労働者が不足する業界で,技術を有していることは,たいそうな利点であるからだ.将来を悲観することはなく,勉強が面白くてやめられない.頭は禿げるが脳は若くありたい.合格発表はクリスマスの直前である.
