同僚と話していて思ったのだが,人生は100年世代な私らが働けるのはあと何年か考えてみて,70歳ごろはかなり元気だと思うし仕事できると思うが,残りの数十年をなにもせずに暮らしたくないのだ.今30代に入ったばかりなので,あと30年から40年は働いている.その未来が,現実になるのだが,想像しにくい.ウェブ業界に入って2年,ウェブ言語を学んで14年.たったそれだけの技量でしかないので,その2倍3倍の年月を費やして技術習得に励むのだ.考えられるだろうか.
業種はウェブに絞らなくても,70歳でもウェブまわりの仕事を探すことになるだろう.ウェブの仕事がなくなってしまうか,どのように変わってしまうかについては議論しない.寂れる業種の職人として細々仕事を作っていくようになるかもしれない.廃れる技術しか持っていない遺産的な職人になっているかもしれない.それはそれで味のある人生だし,ウェブデザインが廃れるといっても職人としてやっていくに充分な仕事が作れる自信も案もある.
問題は,石の上に3年間座り,雨垂れ石を穿つがごとき修行を積んだとて,職人芸事に終わりはない.1級技能士取得によって職人認定されたところが始まりである.それを考えると,1級技能士を持っていることが大きな意味を私にくれる.政府から職能を認定されたのだ,職人人生で挫折しても認定があれば自信と誇りとを減じなくて済む.高齢になって人生を振り返る時が来るかもしれない.その齢になってこの世での時間が良いもので,召天するときまで希望を失わないで元気に仕事していたいものだ.
業界3年目の来年は,開発環境を投資し,自宅に開発機を新調し,MCSA資格取得と技能士の勉強を進める予定を立てている.原資は今年1年投資で稼いだ.計画性のある人生になってきた.来年の過ごし方も1日1日気をつけて,今年以上にぬかりなく計画を達成していきたい.思うことは実現させ,避けることは目もくれない,そのような姿勢を今年で体得できたのだ.
