ブラウザにはまだ知らない機能がたくさんあり,研究の余地があると思っている.そもそも学校で習わないで育ち,大学でも情報科学を専攻しなかった人たちは,ウェブを自力で時間を費やして勉強するしかないので,ウェブをどのように認識しているかは面白い問題だと思う.ウェブテクノロジーにもデバイドが存在しているのだろう.ドメインを持ち,サーバーを借り,サイトを開発している人が世の中にどれくらいいるのだろうか.
話を戻す.ブラウザには開発者モードがある.F12キーを押すとたいていのブラウザは開発者モードのウィンドウが出てくる.ウェブページがソースコードで出来た書き物だと誰でも分かるが,そのソースを深く読めるようになると,この技術がたいそう面白いとわかってくる.この開発者モードでは,スタイル,DOMエレメンツ,イベントリスナーとプロパティというタブが用意され,スタイルはCSSの,DOMエレメンツではHTMLの,イベントリスナーとプロパティではJavaScriptのソースコードが見やすくなっている.この3大言語が,2010年代のウェブを成立させているのである.
私はマシンにはブラウザを必ずいくつかインストールしている.Edgeを最もよく使う.Windows以外のマシンではVivaldiをよく使う.Chromeはインストールするが重いのであまり使わなくなった.FirefoxはQuantumに更新してから使ってみるようになった.iPhoneではSafariを毎日使う.Internet ExplorerやOperaは使わない.ちなみにエディタはSublime Textを使う.好きだったBracketsに取って代わった.AtomはGitHub開発で,Visual Studio CodeはC#の学習やASP.NET MVC開発で,使っている.
ブラウザとエディタは教科書とノートのように毎日使う仕事用具なので,新機能が仕事の効率を変えるかもしれない.仕事のやり方も変えられてしまうかもしれない.なので,ほぼすべての機能をマスターして,正しく使いたい.新しい文房具は使い始めるとわくわくするが,ブラウザとエディタは無料で随時更新できる.幸せな時代だと思う.
