仕事で開発しているウェブシステムでは,ページ移動によるデータの流れを押さえることが必須だ.きょうまで数週間かけて教わってきた.データフローを押さえていれば開発がすらすら進められるという.きょうはここにまとめておきたい.
・GETとPOST
GETやPOSTはHTTPメソッドで,formタグのmethod属性で指定できるのがこの2種類.GETはURLにクエリストリングをくっつける.?で始まり,=で値をつなげて,&で項目をふやす.ただし,2048文字まで.一方のPOSTは送信できるデータの長さは無制限.隠しフィールド(hidden)を持つこともできる.GETはデータを変更する必要がなく,表示のみのページで利用する.POSTはデータの登録,更新,削除,整列など,データを変更する場面で利用する.
・隠しフィールド
POST特有の機能.POSTする際にデータを次のページに送れる.送っていることはブラウザから見えない.次のページなので,次の次のページに飛ぶと,消えてしまう.一時的に一回のページ移動をする間だけ保持したいデータに利用する.
・セッション
ページ移動の最中ずっと保持しておけるページをまたいだ格納場所.ずっととっておけるので,セッションから削除する処理を書かなくてはならないほど.セッションに格納してしまえば,セッションが終わるまでいつでも取り出せる.名前の付け方を管理する必要はある.
・クッキー
ブラウザに保存しておける.ただし,いくらでも保存できるわけではなく上限がある.名前と値の組み合わせを保存するために利用することが多い.
・大事なこと
いずれの方式も自由に設計に取り入れて良い.それぞれの性質をうまく発揮できるように使い分けることが大事.
