身の回りを小ぎれいに整理しておくことと同じように,人間の認識を常に整えておくことは,ストレスを複雑にしないためにも重要な習慣である.認識はどのような時であっても単純な図になると信じている.なぜなら万物は膜なので,存在するものは大抵幾何学的図像に置き換わることは不思議ではなく,人間が考えうる物事が図像に置き換われないことがあるはずがない.少なくとも,考えうることは絵か文字になる.
まず精神をよぎった考えというのは,文字か絵や動画だろう.それ以外の形式の考えがあったら教えてほしい.考えることができるなら,何らかの表現をすでに持っているはずである.この前提に立つと,ストレスの原因がよくわかる.表現できないでいるためだ.表現したいことをたくさん持っていれば,たくさん表現すればストレスは治まるだろう.自分はこのような日が多い.しかし,言葉にならない複雑な疲れをとるには,眠るしかない.
どうやら,ストレスは認識を図や文字や絵で整理するという知的な方法で取り除けるのだろう,自分で書いた日は眠れるし翌朝まで気持ちが良い.仕事の進捗も良い.帰宅後の疲労も少ない.結果的に多くの仕事をこなせる.認識を整理すると仕事が早くなる道理は,この辺りにありそうである.
きょうもさっきまで億劫な気分に支配されていたが,この記事を書いているうちに風呂に入る気になった.風呂から上がったらウェブ開発を進めようという気にもなった.人間はいつも何かを考えている.だからこそ嬉しかったり充実したり,疲れたり不満を持ったり悲観したりする.その状態を整理すれば,いつも清澄な意識へ,いとも簡単に変わるのだ.
