先週大きく下げた相場だが,今週大きく値を戻している.自分の資産は2日間で16万円戻った.このような動きが相場なのだと思った.いずれ安く買えるし,いずれ高く売れる.そう信じて株を買い貯めておければ,それこそ資産が増え続けるのだと思った.数%の増殖を複利で運用すると数十年後には,という計算を高校数学で習ったが,それはこのようなことなのだと思った.
あるメディアに,とあるファンドの構成銘柄がリストで載っていたので,みた.日本の株式を揃えていたのだが,大手ばかりではなかった.新進気鋭の企業や小型株も大量に買い込んで,総額10兆円規模のファンドらしかった.ここから学んだのは,投資人生を長い目で見たとき,このときよくこんなに安く買えたよなぁ,と数十年後に述懐できることが最も成功な投資なのではないか.
そもそも小競り合いをしたくない.数万円の売買を繰り返し年間数十万の利鞘を稼ぐ,みたいに株を捉えたくない.貯金するよりは投資してお金を回らせたいし,あくまでお金の流れをよくするために投資するので,貯金するにしてもその動機は安いときに買うためだ.余剰な現金の使い道のほとんどは株を買うことである.
10月末に買うために1年間現金を貯め,4月末に売るために株式を買い貯める.さしずめ投資とはこれだけのことだと思った.これだけで年間5%程度は堅く増える.他の取引は無駄であることが多く,そうでないとしたら外部要因による急落である.急落時に買うことは難しいが,それほど難しいわけでもない.充分待ってこれ以上は,と思ったら買い付けるだけだ.投資をそのように学べたようだ.
