• Dev
  • 20th
  • Tips
  • English
  • Favorites
  • Others
temp

a deck for makers but poor

Computer Brain

2019/5/29 by IKIX_temp

 現行の計算機は脳への推論的洞察から生まれた.メモリ・ストレージ・CPUからなるこの計算機は,脳科学の進歩に伴い,いつか構造上の革新が起こると期待されていた.しかしそうはならず,計算機は現行の計算機のまま,今も世界で大量に生産されている.一方で,脳型計算機への期待はニューラルネットワークに結晶し,人工知能のソフトウェアとなって実現された.従って,脳型計算は人工知能にソフトウェアとして組み込まれ,ソースコードとして記憶されている.
 脳はデータとデータを組み合わせる.そのまま保存せず,どこかでデータ同士が融合して格納される.入力は光や音波がほとんどなのだが,入力をそのまま保存することができない.入力を一部捨ててしまうこともあるし,ごみ箱に直接移動させてしまえるし,入力同士が入り混じって保存される.しかし,このデータの変換が,脳計算機ごとに異なるので,保存構造に個性が宿る.同じデータを入力しても,異なる構造に保存するので,同じ記憶を持つ台組は存在できない.
 この入力浸透は,物質の移動によってゆっくり成し遂げられるので,脳型計算では物質の代わりに電気を使ってもそう変わらない.電気を通電すれば,入力浸透がイオン伝達より早く進むので,脳の成長を待たずとも,脳型計算を進められる.ニューラルネットでは閾値を決めておけるし,グラフ理論を使って回路の強化もできる.こうして人工知能ができるわけだが,その知能が人間の知能と同じ構造だとしても,それが最上の知能構造かどうかは定かではない.
 現行の計算機は入力を正しくし,保存は入力ごとに分け,正しく記憶するから,価値がある.人間にそんなことはできないからだ.逆に人工知能は人間の脳と同じ構造だとすれば,人間にできることをするにすぎない.しかし,人間にできることをできるのだから,人間の代わりになってしまう.人間をプログラムで作ってしまえる.計算機は人間にできないことができ,人工知能は人間にもできることができる.今後,これらと異なる構造の計算機が誕生するとすれば,そのヒントは脳にはもうないだろう.筋肉や菌類や植物だろうか.

カテゴリー: Tips タグ: 20th century, グラフ理論, デバイス
← Inside Music
Inter Human Dynamics →

Search

Tags

20th century Angular AP ASD Git Google HTML5 iOS IoT JS LW MCSA MS MVC NFT Office PCインストラクター PHP Processing Python SQL Town UNIQLO UX Web Windows WP YouTube アルゴリズム グラフ理論 ゲノム栄養学 サーバ管理 デザイン デバイス ミニマリズム モバイル 信仰 声楽 情報建築 技能士 投資 政治 文学 日曜数学 本

Archive

Copyright © 2025 temp.

Omega WordPress Theme by ThemeHall