年の瀬の中,わが家の無線化計画が進行している.昨日の書斎のディスプレイ接続の無線化に引き続き,ルンバによる掃除の無線化,フィリップスのHueによる照明の無線化,Alexaとの接続による掃除と照明の無線化を設定した.巷で話題を攫うIoTテクノロジが,わが家の暮らしを変えつつある.夫婦共々の職業柄,早期適応者となっている.
コトラーのマーケティングの本に,若者・女性・ネットクリエイターにウケた商品は,世代を超えて受容されるとの記述が.この3要素を兼ね備えるわが妻は,ルンバもHueもAlexaアプリとの連携も大層気に入ったようであるから,ルンバもHueもAlexaも,今後尚一層普及が進むとみてよいだろう.どれも国外産の製品であるのだが.
いま世界には10代20代の若者が20億人いる.そのうち9割は開発途上国に住んでいる.この市場は大きい.東南アジアとアフリカは,ワイヤレステクノロジが一足飛びに普及している壮大な市場である.株式を買いたいが,iRobot社もPhilips社も東証銘柄ではない.証券会社に海外の株式も取引できるように申し込まねばならぬ.
かといって国内の技術は今でも宝の山を生んでいる.日本のものつくりを悲観する人々を私は信用しない.企業の技術技報や大学の研究テーマ,学会誌や学術雑誌を読んでいると,とても悲観する気にはなれない.創意工夫が連続的に起こっているからだ.国内メーカーの悲観論が広まったときは,分かりやすい買い場だと思っている.

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